以前は,コロナワクチンを接種すれば感染しなくなると言われていたが,そうはならなかった.ワクチンを接種しても感染することが分かった.
次に,コロナワクチンを接種すれば,重症化しないから,とか,感染しにくくはなるから,とかの理由で,接種すべきであると言われたが,これらも信用できなくなっている.
イスラエルの病院で,デルタ株のアウトブレーク感染が生じたが,96.2%がファイザーのワクチンを完全に接種済みであった集団で発生している.この感染については,論文として報告されている.
Nosocomial outbreak caused by the SARS-CoV-2 Delta variant in a highly vaccinated population, Israel, July 2021
高度にワクチン接種を受けた人々の間で発生したSARS-CoV-2デルタ型による院内感染,イスラエル、2021年7月
日本語で解説してある記事がある.完全にワクチンを接種していた238人中39人(16%)が感染し,ワクチン未接種10人中3人(30%)が感染した.スタッフ16人と家族3人,患者23人であったが,スタッフは全員無症状か軽症であった.
患者23人中,最悪状態は,8名が重症(Severely ill),6名が危篤(critically ill),5名死亡であったが,これらは完全にワクチン接種を終了しているものであった.一方ワクチン未接種のふたりは,軽症であった.
イギリスのUK Health Security Agencyからの
COVID-19 vaccine surveillance report Week 40 によると
2回コロナワクチン接種を受けた30歳以上の人は未接種者よりもコロナ感染率が高い.
日本語の記事は
こちらにある.