厚生労働省はコロナウイルス感染者数について,ワクチン未接種者,2回接種者,3回接種者とわけて,10万人あたりの感染者数を発表してきたが,集計の仕方が
2022年5月11日の報告(第83回(令和4年5月11日) 新型コロナウイルス感染症対策 アドバイザリーボード)から変更になっているようだ.
今回発表のデータの注釈欄に「
ワクチン接種歴が未記入の場合、令和4年4月20日までのADB提出データでは未接種に分類していたが、5月11日以降のADB提出データでは接種歴不明に分類している。」としっかり記載されている.
ところが,この分類が変更されると,
アゴラAGORAにあるように未接種者と2回接種者の陽性者数の差がなくなり,年齢層によっては,未接種者より2回接種者の10万人あたり陽性数が多くなるという状態が確認出来る.
このような事は,英国やドイツの統計でも既に報告されており,このブログでも
「
オミクロン株にワクチンは効果がない」でドイツのデータを
「
英国の60歳未満の成人では,ワクチンを接種した人は,ワクチンを接種していない人の2倍死亡している」で英国のデータを示したことがある.
やっと,日本のデータも評価に値する品質のデータが出てきた結果,ワクチンがこれまで言われてきた感染防御にならないか,あっても,その効果がほんの短期間であることが分かってきた.
これは,単なるミステイクによる不作為なのか,故意なのか,当事者に聞いてもはっきりとした結論は出ないだろうが,コロナ感染症を巡る情報では,信じられないことが続いてきたのである.