レプリコンワクチン, Self-amplifying RNA vaccine, 自己増殖型mRNAワクチン などと呼び方は色々あるが,自己増殖するmRNAワクチンを日本国が認可した.
レプリコンワクチンは,アルファウイルス由来の4つの非構造タンパク質(nsP1-4)をコードする部分を増幅したい配列(スパイクタンパク配列)の前に繋いだものであり,nsP1-4がタンパクに翻訳されると,この部分が増幅したい配列(スパイクタンパクmRNA配列)を増幅する酵素として働く.このレプリコンワクチンではmRNAの増幅を止める仕組みは装備されていない.
ウイルスは核酸(DNAやRNA)を包むタンパクでできたカプシドという殻とその外側に糖タンパクと脂質でできたエンベロープという膜をかぶっているが,レプリコンワクチンでは裸のmRNAが多数増幅されることになる.
カプシドとエンベロープがないから細胞の外に出て行ったり,他の人に移ったりしない,という説明が為されているが,そんな楽観的なことは全く言えない.
はじめmRNAワクチンのRNA配列が,遺伝子に組み込まれることはないと,国も,ワクチン接種を推奨する自称専門家もマスコミも言っていたが,
mRNAワクチンのRNA配列が,遺伝子に組み込まれることは明確となった.
今回も,レプリコンワクチンの接種でワクチンのもつmRNAが他の人に移る可能性を示唆する理論的背景がある.
細胞膜が細胞質の内容(タンパクやmRNA)を含んだ脂質膜を細胞外に放出する仕組みがある.エクソソームである.
2008年にエクソソーム内にmRNAやmiRNAを含む核酸物質が内包されて他の細胞へと受け渡されている可能性が示されている.細胞内で増幅されたレプリコンワクチンはエクソソームに包まれて,全身(脳にも入る),汗などの分泌物に移動できるので,接触した人にも移る可能性が高い.エクソソームの脂質膜はヒト由来であるから,ヒト細胞に取り込まれやすいし,ウイルスのように特定の感染ためのリセプターを必要としないため濃厚に接触するペットにも移りやすい.移る,という単語を用いたが,もしヒトを苦しめる症状を持つ遺伝性物質を含んだ粒子という意味であれば,ウイルスと同じであり,感染という言葉との境界はなくなる.
こんなものを日本で作り,日本人に使おうというのか.
日本は原子爆弾の標的にされ,広島と長﨑の人々は放射線障害のモルモットにされた.
今度は人工ウイルス兵器の実験のための実験動物にされようとしているのである.