日本は国会議員の数が多すぎる(710人)から,減らして効率化すべきである,との意見がある(コロナ禍で高まる「国会議員の数を減らせ」の声 行革のプロが指摘する“賢い選択”
https://www.dailyshincho.jp/article/2021/01290601/?all=1).
2020年日本の国会議員1人当りの国民数は17.8万人であった.USAは61.6万人,韓国は17.5万人,ドイツは10.6万人,カナダ8.4万人などで,国会議員1人当りの国民数は,193カ国中18番目で決して多くない(
https://theworldict.com/rankings/diet-members/).
国民数に対して国会議員が多くいるということは,国民の声が届きやすいということであり,多様な議員が存在するということになる.もし,国会議員が少なければ,国の政策は少数の国会議員に左右され,政治方針が極端に動きやすくなり,海外勢力による国会議員の買収やハニートラップに弱くなる.国会議員が100人しかいなければ,50人を買収するれば大きな影響力を行使できるが,710人の国会議員の半数355人を買収するのは難しい.
議員が多い事は,安定した国家運営を民主主義下に行うためのコストであるとも言える.