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この時代を生きていく上で,よく分からないことを,少しでも理解できるように努めていきたい.時間をかけて,このブログを書いている理由は愛する人達が気づき,生き延びてくれるように願うからである.

mRNAワクチン接種によるスパイクタンパク産生は長く続く.ウイルス感染とは違う

2021年2月28日の記事,新型コロナウイルス,SARS-CoV-2に対するワクチン 2(ワクチンとコロナウイルス など 4)にコロナウイルスRNAワクチンの構造として以下の事を書いている.

プロリン置換部2カ所(K986PおよびV987P、「2P」と言われている).
これはスパイクタンパクの膜融合部分の変更である.今回のワクチンタンパクは細胞外に放出される様に設計されているので,スパイクタンパクの根元の部分を上手く変更しないとできたタンパクが壊れたり,細胞膜にくっついたりしてしまう.そこでがスパイクが安定した構造となり、膜への融合力が低下し、発現量を増加させ、中和抗体産生への刺激が強くなるように変更してある.この変更が有効であることはSARS-CoV-1 や MERS のスパイク構造の研究で2017年に分かったことらしい.

この変更部分があるので,ウイルス由来のスパイクタンパクとワクチンによるスパイクタンパクを期別する事ができる.
2023年8月31日に出された論文,
Detection of recombinant Spike protein in the blood of individuals vaccinated against SARS-CoV-2: Possible molecular mechanisms (Proteomics Clinical Applications)
にこの違いを質量分析で検出した結果が出ている.以下のような事が書かれている.

mRNAベースのワクチンを接種した被験者の約50%において、組換えスパイクタンパク質の特異的断片の存在を検出した。いくつかのケースでは、ワクチン接種後30日以上経過した人からもPP-Spikeマーカーが検出され、ワクチン「Spike」タンパク質は、ワクチン接種後しばらく経過した後でも、またどのような器質組織でも検出可能であることが示された。
ワクチン接種後にPP-Spikeが検出された最短および最長期間は、それぞれ69日および187日であった。

このような事は予想されていたことであった.
2021年12月11日に書いた
③ mRNAワクチンは,1日で大量のSARS-CoV-2スパイクタンパクを作り出す
に以下の記載をしている.

ワクチンはスパイクタンパクを体内に大量につくり,長く留まるように作られている.

・ワクチンのmRNAは脂質ナノ粒子(英: lipid nanoparticle、LNP)に入れられ,体内での分解を防ぎ,細胞に取り込まれるように作られている.

・全てのウリジン残基がN1-メチルシュードウリジン残基に置換されている.この置換により,RNAの翻訳効率が10倍から数十倍に増加(タンパクを沢山作る)し,高い自然免疫回避能力により核酸分解酵素に分解されにくくなる.

そして,このシュードウリジンが免疫低下を引き起こす原因の一つであることを,2022年6月12日のブログ記事
COVID-19ワクチンは重症患者における感染症の主要な危険因子である
に記載している.
その Adverse effects of COVID-19 vaccines and measures to prevent them の 
Dear Editor, には
免疫力の低下は、いくつかの要因によって引き起こされる。まず、N1-methylpseudouridineは、遺伝暗号においてウラシルの代用として使用される。この修飾されたタンパク質は、制御性T細胞の活性化を誘導し、結果として細胞性免疫の低下を招く可能性がある[4]。そのため、mRNAワクチンの投与後、スパイクタンパク質はすぐに減衰するわけではありません。エクソソーム上に存在するスパイクタンパク質は、4ヶ月以上にわたって体内を循環しています[5]。さらに、in vivoの研究では、脂質ナノ粒子(LNP)が肝臓、脾臓、副腎、卵巣に蓄積すること[6]、LNPに内包されたmRNAは炎症が強いこと[7]が示されています。新たに生成されたスパイクタンパク質の抗体は、スパイクタンパク質を生成するためにプライミングされた細胞や組織を損傷し[8]、血管内皮細胞は血流中のスパイクタンパク質によって損傷を受け[9]、これにより副腎などの免疫系器官が損傷を受ける可能性がある。さらに、抗体依存性の増強が起こり、感染増強抗体が中和抗体の感染予防効果を減弱させることがある[10]。また、武漢型ワクチンの原抗原罪[11]、すなわち残存する免疫記憶が、変種に対するワクチンの効果を十分に発揮させないことがある。
と述べられている.

既に2年近く,コロナmRNAワクチンは危険であるとの情報があり,今ではワクチン接種のメリットよりリスクの方が大きいことが分かっているにもかかわらず,日本政府も医師会も小児科学会もワクチン接種を推奨している.この狂気の時代はどのようにして生じたのか,検証の必要がある.








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